知らんけどアウトプット

とりあえずアウトプットするところが欲しかったので書いてみる。知らんけど。

家電を選ぶのが好きな話

家電を選ぶのが好きだ。
以前はボーナスが出る度に家電を買っていたので、「ボーナスが出たら家電買う芸人」(そのまんまやん)を名乗っていた。*1
今はネタ切れ気味なので買えてないけど。

話が逸れるが、私の母は買い物がめちゃくちゃ上手で、ドラッグストア数軒のうち、商品ごとに安い店を完璧に覚えていたり、地元のサティのおばちゃん服ワゴンから娘たちが着れる服を発掘してきたりする天才である。
母の母である祖母はまあまあ買い物下手だったらしいので、反面教師にしたのかもしれない。
私はというと、そんな母に頼り切って買い物をしてもらっていたので買い物下手だ。
…ただひとつ、家電を選ぶことについては、常に万全を尽くしてきた自負がある*2

初めて自分で選んだのは電子辞書だった。
(家電ではないけど、比較検討した電化製品ということで許して)
高校受験〜高校途中くらいまでは、入学時に購入させられた紙の辞書と母が昔に買ったSIIの電子辞書を併用していた。ジーニアス英和辞典第3版が入っていたのだが、紙辞書は第4版だったので、少し古いものを使っていたことになる。
受験勉強が佳境に近づく中で、どうにもこうにも英語の発音問題が不得意で、発音を聞ける辞書が欲しくなった。
ただ、シェアNo.1のEX-wordは、周りが持っているのを見るとコンテンツが充実しすぎていると感じていた。
2010年度モデルに至っては、カラー液晶化の上、青空文庫のコンテンツ収録と、紙辞書を揃えてもらっている上に古い電子辞書もある中でねだるにはオーバースペックだった。
家電量販店に行きカタログをもらったり、価格コムやHPを見比べて吟味した結果、CASIOのWordtank V320を選んだ。発売時期を見るに、たぶん型落ちプライスで買ってる。
白黒液晶にバックライトつき、サブパネルはないが、画面に直接書いて調べることもできるし、第一条件である発音機能もあった。
難点と言えば、画面の方がキーボード部分より重かったのでひっくり返りやすかったこと。笑

その後自分で選んだ電子辞書で無事第一志望の大学に合格…は叶わず、第二志望の大学で仮面浪人生活を送るのだが、2回目の受験も大学の授業も共に過ごし、今でも職場で私の仕事を助けてくれている。*3

世間で選ばれているということだけではなく、吟味した上で自分に必要なものを選び取ったという経験は、私にえも言われぬ充足感をもたらした。
結果、選び抜いて家電を買っては、自分にとって最高の選択をした自らの正しさに終始ニヤつく女が爆誕したのだった。

…とまあ書いているが、結局、比較検討するのが好きなだけだな。
買い物上手な母はそのベクトルが日用品の類に向いていて、私はそちらは向かなかったというだけで、似たもの母子なんだろう。
そういえば買い物下手の祖母を見て育ったはずの伯父は、わりと勢いで買い物してるみたいだし。

またそのうち、家電の話とかもまとめておければと思っている。ほんまに書けるかは知らんけど。

*1:芸人をやっている先輩に「芸人はボーナス制度ないからそんな芸人おらん!」ってツッコまれた。確かにそれもそうかもしれない。

*2:関東に引っ越してくる時の家電選びはノーカンとする

*3:なお、今は漢和辞典が大活躍している。文字コードが併記されているので、PC入力するときに助かるのだ